だいたい正しそうな司法試験の勉強法

30代社会人。「純粋未修」で法科大学院に入学し、司法試験に一発合格。勉強法・書評のブログです。

勉強するモチベーションの維持

好きになるために持続させる

 「勉強するモチベーションの維持が大変です」と良く聞きます。

 基本的には、「嫌なら辞めなさい。勉強は贅沢なんだから。」という林修先生(=私の高校の先輩でもある)のお言葉に激しく同意します。古来、「好きこそ物の上手なれ」と言いますし、結局、仕事でも勉強でも恋愛でも、好きになって一所懸命取り組まないと結果なんて出ません。

以上!

…ではあまりにも投げやりです。そもそも、趣味でも恋愛でも、好きになる過程において、一定の時間やコストを投下するのが通常ですから、最低限のモチベーション持続力が備わっていないと、好きにもなれないような気もします。というわけで、私が試したモチベーションの維持方法をご紹介したいと思います。

モチベーションはなぜ落ちるか?

 さて、いったいぜんたい、どうして勉強のモチベーションは落ちがちなのでしょうか。社会人経験者の私が見たところ、なんだかんだいって、やっぱり営利企業の方が(全体として)モチベーションを保って仕事をしている人が多いように思います。そうじゃないと困るけどね。
 そこで、会社業務との違いを考察しますと、法律学習は、①ゴールが見えない。特に、報酬が無いということ。次に、②他人の目線、サポート、叱責が無い(個人作業である)こと、の2つが大きいように思います。
 だとすれば、とりあえず、この①②をなんとかするのが良いのではないでしょうか。

モチベーションを維持する方法

①グラフで勉強を見える化する

 という訳で私がまずやったことは、「勉強の(成果の)見える化」です。厳密に言うと、成果(試験結果)ではなく、どんな問題を何問解いたか、という作業実績を週ごとに集計し、グラフにしていました。

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 まあ、こんなんでも、無いよりはマシです。「えへへ 今週は先週よりちょっと勉強できたな 偉いよ俺」とかつぶやくことで、自分で自分に報酬を与えます。うーん気持ち悪い。こんなんやってるの俺だけだ、と思っていたら、司法試験予備校の資格スクエアさんが、勉強により経験値がたまりレベルが上がる!というRPG的な要素を導入する、みたいな話をチラッと聞きました。やっぱりこういうのも大事なんですね。
 なお、このグラフや表を使った勉強の管理方法の詳細は、下記記事をご覧下さい。

www.daitai.net

②外圧を設ける

 やっぱり、なんで仕事を一所懸命やるの?という問いの答えの一つには、部下にかっこ悪いとこ見せられないから、同僚が助けてくれるから、上司に怒られたくないから、等という「他人からの圧力」があるのだと思います。

 私の場合は、奥さんに働いてもらいつつ3年間無職になる、という、とてつもなく危険かつ大迷惑なお願いをしたこともあり、「法科大学院1年次の成績が上位20%に入らなかった場合、理由の如何を問わず即退学する。司法試験に一度落ちたら、即撤退する。」という覚書を奥さんと締結しました(実印押した)。
 なんで20%かというと、入学を予定していた法科大学院の未修コース修了者の司法試験合格率が平均して20%前後だったからです。後から判明したのは、あくまで「未修コース修了者の」合格率が20%というだけで、未修コース修了者の現役合格(一発合格)率は10%前後だった年度もあったので、本来は上位10%としておくべきでした。

 この覚書のおかげで、文字通り、死にものぐるいで頑張れました。やっぱり外圧って大事ですね。ありがとう奥さん。この覚書は、私が人生でしてきた約束の中でも、最も重要かつ役に立つものだったと思います。

まとめ

 今日は、いつにも増していい加減なことを書きましてすみません。筆者のキャラクターをご理解いただければ幸いです。もっとまともな情報が聞きたい!という方は是非コメント欄でご希望をお伝え下さい。